【3月30日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2016)は29日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第5シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は6-4、3-6、2-6で第19シードのティメア・バシンスキー(Timea Bacsinszky、スイス)に敗れた。

 バシンスキーは、前日の4回戦でも第3シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)を破っており、連日の番狂わせを演じている。

「彼女(ハレプ)のような激しい戦いをする選手を破ることができて、信じられないです」としたバシンスキーは、アルペンスキーW杯で総合優勝を果たしたばかりの友人、ララ・グート(Lara Gut、スイス)が自分のお守りになってくれていると話した。グートはこの日、会場で試合を観戦していた。

 一昨年の全仏オープン(French Open 2014)で準優勝を飾るなど、ここ数年でトップ選手の顔となっているハレプだが、今季は全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2016)でも初戦敗退に終わるなど、プレーにむらがある。この結果、準決勝に残る可能性がある1桁シード選手は、全豪女王のアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)のみとなった。

 ケルバーは30日、第22シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)と対戦することになっている。

 男子でも、ベスト16に進出したトップ10シードは4人のみと、今大会は男女ともに波乱続きの展開となっている。(c)AFP