【3月22日 AFP】米大統領選の共和党候補指名争いで首位を走る不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の姉宛てに脅迫状が届いた。米メディアが21日、報じた。トランプ氏の息子に届いた脅迫状に類似しているという。

 NBCニュース(NBC News)の報道によると、米東部ペンシルベニア(Pennsylvania)州フィラデルフィア(Philadelphia)在住で、連邦控訴裁判所の判事を務めているマリアン・トランプ・バリー(Maryanne Trump Barry)氏(78)宛ての脅迫状は、先週17日に米ニューヨーク(New York)に住むトランプ氏の三男エリック・トランプ(Eric Trump)氏のもとに届いた脅迫状に似ていると報じている。

 フィラデルフィア警察は、米連邦捜査局(FBI)とシークレットサービスが捜査を進めていると述べる一方、詳細については明らかにしなかった。

 地元メディアによれば、エリック氏のもとに届いた脅迫状には、もしトランプ氏が大統領選から撤退しなければ、子どもたちに災いが降りかかることになると書かれていた。封筒には白い粉末が入っていたが、当局が検査した結果、毒性はなかったという。(c)AFP