【3月22日 AFP】フランスのアイスダンサー、ガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)のコーチは21日、同選手が膝を8針縫うけがをしながらも、連覇を狙う世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2016)に向けて、ゴーサインが出たと明かした。

 パパダキス/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組を指導するロマン・アグノエル(Romain Haguenauer)コーチは、AFPの取材に対し、「ガブリエラは、ギヨームとステップの練習をしていた際、膝をスケート靴にぶつけてしまった。8針縫ったが傷は浅い」と明かした。

 同日、練習拠点のカナダ・モントリオール(Montreal)のリンクに戻ったパパダキスとシゼロンのペアは、今月28日から4月3日まで米ボストン(Boston)で開催される世界選手権に出場するため、27日に現地へ出発する予定となっている。

 アグノエルコーチは、「とても満足しているし、すべて順調だ。ガブリエラとギヨームは今朝(21日)、フリーダンス(FD)のプログラムをすべて滑り切った」と話している。

 昨年8月、練習中にパパダキスが転倒して脳振とうを起こして以来、同ペアはグランプリ(GP)シリーズをすべて欠場し、1月に行われた欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2016)で、今季初めて国際大会に出場した。

 それでも、欧州選手権で連覇を飾ったパパダキス/シゼロン組は、世界選手権で今季2つ目の国際大会に臨む。(c)AFP