【3月21日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは20日、第31節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は3-0でボーンマス(AFC Bournemouth)を下し、首位レスター・シティ(Leicester City)との勝ち点5差を守った。

 レスターは19日の試合でクリスタルパレス(Crystal Palace)に1-0で勝利し、2位トッテナムとの勝ち点差を暫定で8に広げていた。

 それでも、トッテナムは試合開始43秒でハリー・ケイン(Harry Kane)がカイル・ウォーカー(Kyle Walker)のクロスをゴールに流し込み、本拠地ホワイト・ハート・レーン(White Hart Lane)でチームに落ち着きをもたらした。

 これで今季リーグ戦20点目を挙げたケインは、さらに前半16分にデレ・アリ(Dele Alli)のアシストから追加点を決めた。

 後半7分にケインはボーンマスのGKアルトゥル・ボルッチ(Artur Boruc)にハットトリックを阻まれたものの、そのシュートのこぼれ球をクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が押し込み、トッテナムが勝利を決定的なものにした。

 一方、4位のマンチェスター・シティ(Manchester City)はホームでマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に敗れ、大きな打撃を受けた。

 負傷でジョー・ハート(Joe Hart)とダニエル・スターリッジ(Daniel Sturridge)を失ったマンチェスター・シティは、前半16分に18歳のマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)に決勝点を奪われ、首位レスターとの勝ち点差は15に開いた。

 18歳と141日でラシュフォードが決めたゴールは、これまでに通算171試合行われてきたマンチェスターダービーの史上最年少得点となった。勝った6位のユナイテッドは、ライバルとの勝ち点差を1に縮め、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)出場権獲得圏内に近づいている。

 トッテナムに勝ち点6差の3位につけるアーセナル、さらにそこから同4差の4位につけるマンチェスター・シティはともに消化試合が一つ少ないものの、優勝争いの望みはほぼ絶たれている。

 その他の試合では、サウサンプトン(Southampton FC)が0-2の劣勢を途中出場のサディオ・マネ(Sadio Mane)の2得点などではねのけ、3-2でリバプール(Liverpool FC)に逆転勝利した。

 また、ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督の就任2戦目となったニューカッスル(Newcastle United)は、地元のライバルで同じく降格圏にいるサンダーランド(Sunderland AFC)に先制を許したものの、終盤にアレクサンドル・ミトロビッチ(Aleksandar Mitrovic)の得点で試合を1-1の引き分けに持ち込んだ。(c)AFP