【3月18日 AFP】タイ軍政トップのプラユット・チャンオーチャー(Prayut Chan-O-Cha)首相は17日、遠く離れた地で人々の命を救う軍人を描いた人気韓流ドラマ「太陽の末裔(まつえい、Descendants of the Sun)」を称賛し、国民にも視聴するよう呼びかけた。

 元軍司令官で、2014年のクーデターで権力を掌握したチャンオーチャー首相はこれまでたびたび、自らを長年の政治的混乱からタイを救うことを課せられた指揮官として描いてきた。自らの愛国的なメッセージを広めるためにポップソングを2曲作詞し、短編映画シリーズをつくらせたこともある。

 そして同首相は今回、韓国や中国などで多くの視聴者を獲得しているドラマ「太陽の末裔」を見るよう、国民に呼びかけた。

 チャンオーチャー首相は17日朝、政府の行事に出席した代表団に対し「彼ら(ドラマ制作者)は愛国、犠牲、規律正しく忠実な市民といった感覚を(ドラマに)取り込んだ」と発言。「だからどうか見てほしい。それにもし、こういったドラマをつくりたい人がいるなら、国民が清廉な政府高官を愛し、国民が相互に愛し合えるようにするため、私が資金面でスポンサーになる」と述べた。

「太陽の末裔」は、遠く離れた架空の国で平和維持活動を展開するために送り込まれた部隊の隊長を中心とした物語で、中国でも大人気となっている。(c)AFP