【3月18日 AFP】スイスの検察当局は17日、国際サッカー連盟(FIFA)のナンバー2だったジェローム・バルク(Jerome Valcke)前事務局長に対する刑事訴訟手続きを開始した。

 検察によると、バルク氏に対する刑事手続きはFIFAの運営に関する捜査の一環として着手したもので、容疑は「刑事罰に問われるさまざまな不正管理」。この日、「捜索と聴取」を始めた。刑事捜査はFIFAの倫理委員会による調査で出された2件の告発を受けたものとしている。

 10年近くにわたってFIFAのジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)前会長の右腕だったフランス人のバルク氏は今年1月、事務局長を解任された。先月には放映権の契約やW杯(World Cup)のチケットをめぐる不正行為を理由に、FIFAから12年間の活動停止処分も科されている。(c)AFP