【3月17日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2016)は16日、各地でグループリーグの試合が行われ、グループHの浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)は興梠慎三(Shinzo Koroki)が終了間際に同点ゴールを決め、2-2で広州恒大(Guangzhou Evergrande、中国)と引き分けた。

 浦和は開始わずか6分、PKからリカルド・グラール(Ricardo Goulart)に先制点を許すと、その8分後にもグラールが追加点。立て続けの失点で、この時点では前回王者の広州が大会初勝利を飾るのは濃厚かに見えた。

 それでも浦和は前半終了間際、CKから相手GKの曾誠(Cheng Zeng、ゼン・チェン)がパンチングでまさかのミスを犯すと、こぼれ球を武藤雄樹(Yuki Muto)がすかさず押し込み、1点を返して前半を終えた。

 後半はオープンな展開となり、広州はクラブ史上最高額の移籍金で獲得したジャクソン・マルティネス(Jackson Martinez)にも得点機が訪れたが、同44分、最後に得点を決めたのはズラタン・リュビヤンキッチ(Zlatan Ljubijankic)の落としを蹴り込んだ興梠だった。

 この結果、広州はグループリーグの折り返しを過ぎて、勝ち点わずか2ポイントでグループ最下位から抜け出せず、決勝トーナメント進出へ予断を許さない状況に追い込まれている。

 グループのもう1試合では、シドニーFC(Sydney FC、オーストラリア)が1-0で浦項スティーラース(Pohang Steelers、韓国)を下している。

 一方、グループFのサンフレッチェ広島(Sanfrecce Hiroshima)は、本拠地でブリーラム・ユナイテッド(Buriram United、タイ)と対戦し、3-0の快勝を収めた。

 広島は、前半終了間際に浅野拓磨(Takuma Asano)が先制点を決めると、後半10分にも追加点。終盤には、清水航平(Kohei Shimizu)のゴールでダメを押した。

 グループのもう1試合では、FCソウル(FC Seoul、韓国)が、アドリアーノ(Carlos Adriano de Sousa Cruz)の2ゴールなどで、4-1と山東魯能(Shandong Luneng、中国)を下している。(c)AFP