【3月16日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で連覇を達成しているメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、ニュージーランドの公道で、バイクを運転しながら撮影したとみられる動画を投稿し、現地の警察から注意を受けた。

 ハミルトンは14日、オークランド(Auckland)のハイウエーでハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)を駆る自らの姿を正面から写した、いわゆる「自撮り」スタイルの動画を撮影してソーシャルメディアに投稿していた。

 これに対して地元警察は、動画を検証した末、ハミルトンに罰金を科すことはしなかったものの、注意を促した。ニュージーランドでは、運転中の携帯端末の操作は法律違反だが、警察は、投稿された動画だけでは違反と結論づけることはできないと話した。

 警察は声明で、「閲覧できる動画だけでは、違反行為の十分な証拠にはならない」と述べた上で、「警察は、運転中の携帯電話の使用を深刻にとらえている。注意が大きくそがれ、道路利用者への大きな危険になる」とくぎを刺した。

 ハミルトンは、週末に開幕するオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2016)を前に、ニュージーランドを訪れていた。

 ハミルトンは2010年にも、オーストラリアの公道で高性能スポーツカーのタイヤを「バーンアウト」させるパフォーマンスを見せ、警察に捕まっている。(c)AFP