【3月16日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のドゥマ(Duma)の村でユダヤ教過激派に火炎瓶を自宅に投げ込まれて両親と弟を亡くした少年が、レアル・マドリード(Real Madrid)のスター選手たちに会うため、スペインに旅立つことになった。

 アハメド・ダワブシャ(Ahmed Dawabsha)くん(5)は、おじや祖父母とともに、ヨルダンの首都アンマンから飛行機でスペインを訪れる。アハメドくんのあこがれの選手はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)だ。

 2015年7月31日、アハメドくんの家族の家は放火され、18か月の弟は死亡、両親も致命傷を負った。アハメドくんも重度のやけどを負って入院していたが、家族の中でただ一人生き残った。(c)AFP