【3月14日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2016)は13日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は7-6、6-0でユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)をストレートで下し、4回戦に進出した。

 今大会で2度の優勝を誇るセレーナは、第1セットでプチンツェワに苦しめられたものの、第2セットは圧倒的な強さを見せて1時間15分で白星を飾った。

 セレーナは「第1セットは手こずったので、自分の内なる虎を起こして、ほえなければならなかった」と振り返った。

 4回戦でセレーナは、ウクライナのカテリナ・ボンダレンコ(Kateryna Bondarenko)と対戦することが決まっている。

 1999年大会、そしてその後の大会ボイコットにつながった2001年大会を制しているセレーナは、大会史上初となる3度目のタイトル獲得を目指している。昨年大会は、ボイコットを取りやめて14年ぶりの出場を飾ったものの、膝の負傷により準決勝での棄権を余儀なくされた。

 四大大会(グランドスラム)通算21勝を挙げたトップシードとして、大会制覇の最有力候補となっているセレーナは、上位シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)とガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)が昨日敗れたこともあり、優勝に向けて追い風を受けている。

 一方、第3シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)は6-2、6-1でモニカ・ニクレスク(Monica Niculescu、ルーマニア)に快勝し、4回戦に駒を進めた。

 ドミニカ・チブルコワ(Dominika Cibulkova、スロバキア)との初戦は2時間41分の長丁場となったものの、世界3位のラドワンスカは約1時間30分でニクレスクを退けた。

 このほか、第5シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が第30シードのエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova、ロシア)に6-2、6-4で、第8シードののペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)がヨハンナ・ラーション(Johanna Larsson、スウェーデン)に6-3、4-6、7-5でそれぞれ勝利している。(c)AFP