【3月14日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、エバートン(Everton)のMFギャレス・バリー(Gareth Barry)は13日、FAカップ(FA Cup 2015-16)準々決勝で起きた事件について言及し、チェルシー(Chelsea)のジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)にかみつかれていなかったことを明らかにした。

 バリーはソーシャルメディアで、「12日の試合で俺とジエゴ・コスタの間に起きた事件について、いろいろ議論が交わされていたのを見た。はっきり言うが、ジエゴは俺にかみついていなかった」と語った。

 コスタがマイケル・オリバー(Michael Oliver)主審から2枚目のイエローカードを提示されたのは、問題の試合の後半39分、バリーのファウルに腹を立てて相手の顔に頭を押しつけたときだった。コスタは首元にかみつくような素振りを見せたが、気が変わったのか、バリーと抱擁を交わしていた。

 チェルシーは同日、ツイッター(Twitter)で発表した声明の中で、コスタが今回の一件について「後悔している」ことを明らかにした一方で、バリーにかみついていなかった事実については断固として譲らなかった。

「ジエゴは試合後にクラブの関係者と話し合い、バリーからのファウルに反発して退場を言い渡されることになった自身の行為について後悔を示した。それと同時に、問題の言い争いのなかで、相手には一切かみついていないと断言した」

 エバートンが2-0で勝利を収めたこの試合では、バリーもセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)に対するファウルで2枚目のイエローカードを受けて退場処分となっている。

 イングランドサッカー協会(FA)は現在、コスタとバリーの間に起きた問題に関してオリバー主審が報告書で示す判断を待っている。(c)AFP