【3月13日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、ニューカッスルの新指揮官に就任したラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督が、今季プレミア残留を果たせなかった場合は退任してもいいという条項を契約に盛り込んだと明かした。

 ベニテス監督は成績不振で解任されたスティーブ・マクラーレン(Steve McClaren)前監督からチームを引き継ぎ、12日には記者会見に臨んだが、2部降格の場合は辞めてもいいという報道について早速質問が飛んだ。

 これに対してベニテス監督は、「その通り。特別なことに思えるかもしれないが、この世界では普通のことだ」と報道内容を認めた上で、条項を適用しなくてはならない事態は訪れないと力説した。

「私がここに来たのは、全力を尽くしてプレミアリーグ残留を果たすためだ。私が将来へ向けた含みを残しているとしたら、それはこのチームならうまくやれると確信しているからだ」

「私はここに残りたい。そうである以上、14日の試合から勝ちにいく」

 ニューカッスルは現在、リーグ戦10試合を残して残留圏内と勝ち点1差の19位と低迷。就任初戦となる14日の試合は首位レスター・シティ (Leicester City)とのアウェーゲームで、リバプール(Liverpool FC)やレアル・マドリード(Real Madrid)を率いた指揮官も、困難な任務になることは覚悟している。

 それでもベニテス監督は、「私がここにいるのは、自分たちならやれると信じているからだ。このチームには十分な実力を持った選手たちがいる」と話す。

「必要なのは、選手の自信を取り戻すこと、そしてチームを組織して、やりたいサッカーができるようにすることだ。私はこのチームならそれができると思っている」

「もちろん簡単ではない。だけどもう一度言うが、ファンの作り出す雰囲気、そして街の人たちがチームを助けてくれるはずだし、うまくやれると思っている」

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