【3月13日 AFP】イタリアとオーストリアの国境付近にあるアルプス(Alpine)のモンテネボソ(Monte Nevoso、3358メートル)で12日午前、雪崩が発生し、救助当局筋によるとイタリア人5人とオーストリア人女性1人の計6人が死亡した。死亡したイタリア人のうち1人は16歳の若者だった。

 標高3300メートルを超えてモンテネボソの山頂に近づいていた15人のグループが雪崩に遭った。死亡した6人を除く9人にけがはなかった。

 モンテネボソはシュネービガー・ノック(Schneebiger Nock)とも呼ばれ、イタリア北東部の南チロル(South Tyrol)地域のアウリーナ(Aurina)渓谷に位置する。

 事故後ヘリコプター4機が現場に向かったが、高度を上げるため重量を軽くする必要から燃料を最低限しか積載できず、救助活動は難航した。今週末のイタリア・アルプスは雪崩の危険は比較的低い40%と予想されていた。(c)AFP