【3月12日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2016)は11日、女子シングルス2回戦行われ、奈良くるみ(Kurumi Nara)は6-4、6-3で第10シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)を下し、3回戦に進出した。

 ボイコットを終えて15年ぶりにインディアンウェルズ(Indian Wells)での大会に出場したヴィーナスだったが、予選を勝ち上がった奈良に屈した。

 35歳のヴィーナスは、約7000人が詰め掛けたメーンスタジアムで温かな歓迎を受けた。昨年、妹のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が14年間続けたボイコットを取りやめて大会復帰した際には、観客が57秒間にわたってスタンディングオベーションを続けたが、この日も観客はヴィーナスを立ち上がって迎えていた。

 ヴィーナスはサービスエースを3本決めたものの、4度のダブルフォールトを犯し、12回手にしたブレークポイントを4回しか生かすことができなかった。

 さらに第1セット途中にはコートが嵐に見舞われ、選手や観客は強い雨を避ける羽目となった。(c)AFP