【3月7日 AFP】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州で7日、自爆攻撃が発生し、13人が死亡、23人が負傷した。先週、イスラム過激派の暗殺犯が絞首刑になったことに対する復讐だとして隣国アフガニスタンの旧支配勢力、タリバン(Taliban)の関連組織が犯行声明を発表した。

 同州チャルサダ(Charsadda)地区シャブカダル(Shabqadar)の裁判所に朝の出勤時間帯に到着した複数の弁護士と訴訟の関係者が標的とされ、容疑者は裁判所の建物内で自爆した。警察筋によると、13人が死亡し、23人が負傷したという。

 犯行声明を出したのは、タリバンの分派「ジャマト・ウル・アハラル(Jamat-ul-Ahrar)」。パキスタンの冒涜(ぼうとく)法の改正を唱えた同国北部パンジャブ(Punjab)州のリベラル派の知事を2011年に暗殺したムムターズ・カドリ(Mumtaz Qadri)受刑者が先月29日、絞首刑に処されたことに対する報復だとしている。

 カドリ受刑者の処刑について専門家らは、過激派の隆盛を許さず、法による支配を守るとするパキスタン政府の強い決意を示すものとみなし、長年、武装勢力と戦う同国にとって「重要な瞬間」だと評していた。一方でカドリ受刑者の葬儀の際には、同受刑者を英雄だとたたえる最大10万人の支持者らが街頭に繰り出した。(c)AFP