【3月7日 AFP】オーストラリア・シドニー(Sydney)郊外で7日、銃で1人を殺害し、2人を負傷させた男が長時間、警官に包囲された後、遺体となって発見された。

 警察に通報があったのは現地時間午前11時(日本時間午前9時)前で、シドニー郊外のイングルバーン(Ingleburn)に重武装の特殊対応班が出動し、周辺道路を封鎖するとともに現場を包囲した。警察が到着した時点で銃で撃たれて1人が死亡、2人が負傷していた。報道によれば、被害者3人は兄弟で、事件はテロリズムとは関係のない家庭内のもめごとだという。

 包囲する警察とのにらみ合いが6時間にわたって続いた後、警察が突入すると、建物からさらに3人が無事に出てきた。また容疑者の男(33)は遺体で見つかった。自分で撃った傷が死因とみられている。

 シドニーでは2014年12月に、イスラム教の聖職者を自称する男がカフェにたてこもり、人質2人を殺害し、同国を震撼(しんかん)させた事件が起きている。(c)AFP