【3月7日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは6日、第29節の試合が行われ、フアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)が退場になったマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)に0-1で敗戦。来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)出場権獲得に暗雲がたれ込めた。

 マタは相手のFKをブロックしてイエローカードを提示されると、その直後にダレン・フレッチャー(Darren Fletcher)に対するファウルで2度目の警告を受け、前半26分に退場処分となった。すると数的優位に立ったWBAは、後半21分にサロモン・ロンドン(Salomon Rondon)がリーグ戦最近6試合で4得点目となるゴールを奪い、ユナイテッドに引導を渡した。

 これにより公式戦の連勝が4で止まったユナイテッドは、消化試合が一つ少ないながら来季のチャンピオンズリーグ出場圏内の4位につけるマンチェスター・シティ(Manchester City)と勝ち点3差の6位に後退した。

 ユナイテッドのルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督は、「数的不利の状況で約60分間を戦った。今回は14日間で5試合目だったので、11人を相手にするのはとても難しかった」とコメント。マタが受けた最初の警告を「ばかげている」と非難し、「それが敗因だ」と語った。

 この結果、ユナイテッドはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2015-16)決勝トーナメント2回戦で対戦することが決まっている7位リバプール(Liverpool FC)に勝ち点3差まで迫られている。

「こういう試合は勝たなければならないので、敗戦は大きな痛手だ」と話すファン・ハール監督は、残り9試合となったリーグ戦で上位4位以内に入るためには何が必要かと問われ、「27ポイントだ」と答えている。