【3月6日 AFP】15-16ドイツ・ブンデスリーガ1部は5日、第25節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)とボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はスコアレスドローに終わった。

 8万1359人が入ったジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Park Arena)で、しびれるような雰囲気のなか行われた待望の上位対決は、両チームともに最後まで得点が生まれず、スコアレスドローに終わった。

 前節はマインツ05(Mainz 05)に本拠地で敗れ、バイエルンは最近2試合で勝ち点を1ポイントしか獲得できていないが、それでもドルトムントとの勝ち点5差を守っている。

 安全圏ともいえるリードのようにも思えるが、バイエルンのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、史上初となるブンデスリーガ4連覇を狙う上で、ドルトムントが脅威になると考えている。

 グアルディオラ監督は試合後、「これからはすべての試合が決勝だ。われわれは(タイトルを)取りたい。だから戦いは続く」と話した。

「後半は良かったし、決定機も作れた。試合に勝つチャンスもあったはずだ。しかし、ドルトムントも強豪だ。彼らは常にドイツで2番目に優れたチームだ」

「最初の20分は少し良くなかったが、その後に改善できた。もちろん勝ちたかったが、引き分けは悪くない」

 グアルディオラ監督は、故障者が続出しているチーム状況を受けて、本来は守備的MFながらCBで先発起用されている21歳のヨシュア・キミッヒ(Joshua Kimmich)を名指しで称賛した。

「ヨシュア・キミッヒを非常に気に入っている。彼には意志の強さと情熱がある。間違いなくすべてを持っている選手だ。彼のような選手がチームにいれば、すべてを勝ち取ることもできるはずだ」