【3月5日 AFP】タイの首都バンコク(Bangkok)のセンセーブ運河(Saen Saeb)で5日、通勤客らが乗ったボートのエンジンが爆発し、約60人がやけどを負うなどして病院へ搬送された。負傷者の中には日本人1人とミャンマー人2人の計3人の外国人が含まれている。

 現地の救急センターによると、負傷者のうち14人が現在も治療を受けている以外はすでに全員退院した。警察の初動捜査では、船の後部で燃料のガスが漏れ、エンジンで爆発が起きた可能性が示唆されている。

 現地のテレビ局チャンネル3(Channel 3)に目撃者が語ったところによると、船着場にボートが到着した際に大きな音が鳴り響き、乗客らは一斉に桟橋へ飛び移ろうとしたり、水の濁った運河に飛び込んだりした。

 ボートを運航している民間会社ファミリー・トランスポート(Family Transport)の代表は同テレビ局に対し、捜査が行われている間は、液化天然ガス(LNG)を燃料としている自社のボート25隻の運航を中止すると語った。爆発したボートはガスエンジン方式で、使用開始から8年目だったという。(c)AFP