【3月2日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)を率いるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は1日、チームメートを批判したクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を擁護し、問題の発言には、低調なシーズンを好転させようとする意図があったことを強調した。

 現在3位のレアルは、27日のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)戦に0-1で敗れ、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)に勝ち点差12をつけられている。

 この試合の後でロナウドは、チームメートが自分と同じレベルであれば、レアルは今ごろ首位に立っていたと主張していた。

 世界年間最優秀選手に3回選出されているロナウドは、後日、これについて弁明し、今季のレアルは負傷者が続出しているため、他選手のフィットネス(体調)面に言及したのだとしている。

 ジダン監督は1日、「クリスティアーノは全員と話をしている。これは終わったことだ」とコメントしている。

「全員がクリスティアーノの重要性を理解しているし、われわれは彼と共にある」

「問題は解決した。最も大切なのは目の前に何があるかで、一致団結してそれに立ち向かうことだ」

 解任されたラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)前監督の後任として、1月からレアルの指揮を執るジダン監督は、9試合目となったアトレティコ戦で、就任後初めての黒星を喫している。(c)AFP