【3月2日 AFP】(更新)米大統領選の民主、共和両党の候補指名争いは1日、全米12州(民主党11州、共和党11州)などで予備選や党員集会が行われる序盤のヤマ場「スーパーチューズデー(Super Tuesday)」を迎え、米メディアによると、民主党ではヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官が、共和党では不動産王のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が、それぞれ少なくとも6州で勝利を確実にした。

 両党の候補指名争いでそれぞれ首位に立つクリントン、トランプ両氏は、このスーパーチューズデーで対立候補全員を大きく引き離して一気に勝負をつけることを狙っている。

 民主党では、クリントン氏がこれまでに、アラバマ(Alabama)、ジョージア(Georgia)、テネシー(Tennessee)、激戦区バージニア(Virginia)、アーカンソー(Arkansas)、テキサス(Texas)の各州で勝利を確実にした。ライバル候補のバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員は、票田の小さい地元バーモント(Vermont)と、オクラホマ(Oklahoma)の2州で当確となった。

 一方の共和党は、トランプ氏がアラバマ、アーカンソー、ジョージア、マサチューセッツ(Massachusetts)、テネシー、バージニアの各州で勝利。テッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員が、地元テキサスとオクラホマの2州を制している。(c)AFP