【3月1日 AFP】(写真追加)インド東部ビハール(Bihar)州で同国軍が行った採用試験の際、志願者らを下着姿で筆記試験に臨ませていたことが分かった。同国のメディアが1日、報じた。同州では試験時の不正行為が多発しており、カンニングを防止することが目的だったという。

 インドの英字紙インディアン・エクスプレス(Indian Express)に掲載された写真には、立って試験を監督する制服姿の試験官らと、パンツ1枚だけを身に着け、あぐらを組んで屋外グラウンドの地面に座り、太ももの上に問題用紙を載せた大勢の男性たちの姿が写っている。

 同紙は軍の情報筋の話として、志願者が1000人以上に上ったため、「身体検査をする時間を節約」するために大胆な措置を取ったと伝えた。

 首都ニューデリー(New Delhi)の軍の報道官は、この報道に対するコメントを拒否している。

 インドでは、学校のテストで良い成績を取るため、もしくは競争率の高い公務員の仕事を得るためにカンニング行為がまん延しており、古典的なカンニングペーパーからハイテクの隠しカメラまで、さまざまな手法が駆使されている。(c)AFP