【2月29日 AFP】15-16イタリア・セリエAは28日、第27節の試合が行われ、首位ユベントス(Juventus)は終盤に途中出場のアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)がPKを決めるなど、インテル(Inter Milan)に2-0で快勝した。

 バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)と2-2で引き分けた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)決勝トーナメント1回戦第1戦から数日後、ユベントスはホームでインテルを退け、2位との勝ち点差を暫定ながら4に広げた。

 前半から試合を優位に進めていたユベントスは後半2分、インテルのダニロ・ダンブロージオ(Danilo D' Ambrosio)の不用意なヘディングを見逃さず、レオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)がボレーシュートを決めて試合の均衡を打破した。

 パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)との交代で後半37分から途中出場を果たしたモラタは、直後にペナルティーエリア内でインテルのミランダ(Joao Miranda de Souza Filho)に倒されてPKを獲得。これを自ら決めて追加点を挙げた。

 ユベントスはこれで今季19勝目を挙げ、29日に4位フィオレンティーナ(Fiorentina)と対戦する2位ナポリ(SSC Napoli)に勝ち点4差をつけている。一方、今季7敗目を喫したインテルは、首位との勝ち点差は13に広がり、リーグ制覇は絶望的になった。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、「ピッチがぬれ、選手たちが足を滑らせるなど、今夜の試合は簡単ではなかった。だけど、彼らは試合を支配し、貴重な勝利を手にするためによくやった」とコメント。

「われわれは優勝を争うライバルチームの一つを直接たたくことができた。そして現在、1935年を最後に誰も成しえなかったリーグ5連覇が狙える位置にいる」

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