【2月22日 AFP】米俳優チャーリー・シーン(Charlie Sheen)さんが昨年末、AIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)の原因となるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)への感染を公表した際、インターネット検索サイト「グーグル(Google)」でのHIV関連情報の検索数が、米国で史上最高を記録していたことが分かったとの研究結果が22日、米医学誌「JAMAインターナル・メディシン(JAMA Internal Medicine)」に発表された。

 研究チームは、シーンさんのHIV感染公表について、過去に米俳優ロック・ハドソン(Rock Hudson)さんや元プロバスケットボール選手のマジック・ジョンソン(Magic Johnson)さんが感染を明らかにした場合と同様に、HIVやその予防法の啓発につながった可能性があると指摘している。

 シーンさんは昨年11月17日、HIVへの感染を公表。同誌に掲載された調査報告によると、同日のグーグルでのHIVに関する総検索数は、これまでの傾向に基づき予想された数よりも417%多く、米国で1日当たり過去最多を記録した。

 HIVという単語を使った検索数は予想より約275万件多く、「コンドーム」や「HIVの症状」、「HIV検査」などの単語を使った検索数も予想より125万件多かったという。

 研究結果は、グーグルトレンド(Google Trends)のデータ分析などに基づいている。(c)AFP