【2月19日 AFP】米国で15日に行われたグラミー賞(Grammy Awards)授賞式で歌を披露したものの、うまく音程が合わせられなかった英人気ポップ歌手アデル(Adele)が、授賞式を終えた後は一日中泣きどおしだったと明かした。

 パフォーマンスでは、伴奏のピアノの弦の上にマイクが落下するアクシデントが発生。アデルの歌は、この後に音程がずれ始めた。

 17日収録の米トーク番組「エレンの部屋(The Ellen DeGeneres Show)」に出演したアデルは「昨日は一日中、ずっと泣いて過ごした」と語った。

 涙を誘うバラードで知られるアデル。「凄くうまくいったとしても、泣いたでしょうけど」とおどけた一方で、歌が思うように歌えず「恥ずかしかった」とも認めている。

 ただ、音程を合わせるのは元々苦手なのだという。「いつもちょっとピッチー(音程が外れている状態)なのよ、どうせ」とアデルがこぼすと、会場からは笑い声が上がり、アデルは「感情のせい。フラットだったり、シャープだったり、とにかく感情によるの」と続けた。

 アデルは先に、ツイッター(Twitter)への投稿で、ハンバーガーを食べて自分を慰めたと明かし、笑いを誘っていた。一方のグラミー賞主催者側は、マイクの事故について不手際があったことを認めている。(c)AFP