「金妍児の後継者」、11歳の天才少女が歩む長く過酷な道
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■トリプルアクセルへの挑戦
その後、現地で何回かレッスンを受けた時点で、ユにとってスケートはただの趣味のレベルを超えていることを母親は察知した。毎年夏休みと冬休みに韓国で1か月間の集中レッスンを積む生活を何年か続けたが、最終的には母親が2013年3月、帰国して英才教育を受けさせるのが本人のためだと決断した。
ユは今、3回転ジャンプのなかで最も価値の高いトリプルアクセルの習得に取り組んでいる。国際大会でトリプルアクセルを成功させた女子選手は数えるほどしかいない。
「もっと一生懸命に練習してトリプルアクセルを成功させて、世界選手権か五輪で跳びたいです」とユは話した。
今年に入ってユは、金妍児さんも所属する事務所「オールザットスポーツ(All That Sports)」と契約した。平昌五輪が開催される2018年には、五輪出場の下限である15歳に届かないため、その目はすでに2022年の北京冬季五輪を見据えている。(c)AFP