【2月17日 AFP】フィギュアスケートの四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2016)が18日に台湾・台北(Taipei)で開幕する。女子シングルでは、宮原知子(Satoko Miyahara)らに期待がかかる。

 女子シングルは、前回女王のポリーナ・エドモンズ(Polina Edmunds、米国)が負傷のため出場を辞退し、優勝候補の一角が不在の状況となっているが、昨年の四大陸と世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2015)で2位に入った宮原が、表彰台のトップに最も近い選手と目されている。

 宮原はAFPに対し、「四大陸に出るのはこれが3回目で、過去2大会で2位になっているので、今回は優勝を目指して頑張りたいです。一生懸命練習してきたので、この大会で自分のベストを出したいです」と話した。

 本郷理華(Rika Hongo)、2014年大会(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2014)女王の村上佳菜子(Kanako Murakami)の日本勢に加え、グランプリ(GP)ファイナル出場のグレイシー・ゴールド(Gracie Gold、米国)らが宮原のライバルになるとみられる。

 男子シングルでは、ソチ冬季五輪銅メダリストのデニス・テン(Denis Ten、カザフスタン)が大会連覇に挑むが、厳しい戦いが予想される。

 テンは、世界選手権を3度制しているパトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)、今季のスケート・アメリカ(Progressive Skate America 2015)王者マックス・アーロン(Max Aaron、米国)、前回3位の閻涵(Yan Han、ハン・ヤン、中国)らの挑戦を受ける。

 日本勢では、GPファイナル銅メダリストの宇野昌磨(Shoma Uno)も優勝候補の一人とみられている。

 ペアでは、昨年の世界選手権と四大陸選手権を制しているカナダのメーガン・デュアメル(Meagan Duhamel)/エリック・ラドフォード(Eric Radford)組が、連覇に挑戦する。

 アイスダンスでは、GPファイナルを制して自信を深めているカナダのケイトリン・ウィーバー(Kaitlyn Weaver)/アンドリュー・ポジェ(Andrew Poje)組が、大会連覇と3度目のタイトル獲得を狙う。(c)AFP