【2月15日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは14日、第26節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)が2-1で首位レスター・シティ(Leicester City)から逆転勝利を収めた。

 アーセナルは、途中出場のダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)が後半ロスタイムに勝ち越しゴールを決めて心臓の止まるようなバレンタインデーの一戦を制し、タイトル争いに再び名乗りを上げた。

 後半9分にダニー・シンプソン(Danny Simpson)が退場処分を受け10人となったレスターは、敵地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で懸命に耐えたものの、約10か月ぶりに戦列復帰を果たしたウェルベックが後半のロスタイムも5分が経過するところで、メスト・エジル(Mesut Ozil)のFKからヘディングシュートを決めた。

 この勝利でアーセナルは、レスターとの勝ち点差を2に縮めている。

 前半、ジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)のPKでレスターの先制を許したアーセナルは、こちらも試合途中からピッチに入ったセオ・ウォルコット(Theo Walcott)のゴールで同点に追い付くと、ウェルベックのゴールで昨年9月のアウェーでの5-2の勝利に続く白星を飾り、レスターを相手に今季はダブルを達成している。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、「数字上では勝ち点差が8になる可能性も、2位になる可能性もあって、今日は極めて重要だった。その差は大きいものだ。ウェルベックは10か月も離れていたから、みんなが喜んでいるよ」とコメントしている。(c)AFP/Tom WILLIAMS