【2月8日 AFP】第50回スーパーボウル(Super Bowl 50)が7日、米カリフォルニア(California)州サンタクララ(Santa Clara)のリーバイス・スタジアム(Levi's Stadium)で行われ、圧倒的な守備力を発揮したデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)が24-10でカロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)を下し、優勝を果たした。

 QBペイトン・マニング(Peyton Manning)が有終の美を飾るかのごとく通算2度目のスーパーボウル制覇を果たしたブロンコスは、守備陣がパンサーズのQBキャム・ニュートン(Cam Newton)の焦りを誘ってミスを連発させるなか、RBのC.J.アンダーソン(C.J. Anderson)が第4クオーター終盤に勝負を決定づけるタッチダウンを決めた。

 この日は、スーパーボウル史上最年長QBとして出場したマニングと今季の最優秀選手(MVP)に選出されたニュートンの対決に注目が集まったが、期待された試合展開はみられなかった。

 代わりに勝負の行方を決めたのは鉄壁を誇るブロンコスの守備陣で、ボン・ミラー(Von Miller)とデマーカス・ウェア(DeMarcus Ware)を中心に、ことあるごとにパンサーズの息の根を止めてスーパーボウル史上最多に並ぶ計7サックを記録した。

 特にこの試合のMVPに選出されたミラーはニュートンのファンブルを誘発し、こぼれたボールを敵陣のゴールライン手前で味方がリカバー。これがアンダーソンの決定的なタッチダウンをお膳立てした。

 一方、39歳のマニングは終始脇役に押しやられ、守備陣が試合を支配するなかで特に目立った活躍はみせなかった。(c)AFP/Rob Woollard