【2月4日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは3日、第24節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は0-0でワトフォード(Watford FC)と引き分けた。

 チェルシーは、お別れまでの長いカウントダウンが始まった主将のジョン・テリー(John Terry)が守備陣を統率し、無失点を達成した。

 クラブから契約更新の打診がないことを明かして以降、初めての公式戦に臨んだテリーは、好調の相手のエース、オディオン・イガロ(Odion Ighalo)をうまく封じ込め、フース・ヒディンク(Guus Hiddink)暫定監督が就任して以降の公式戦9戦無敗に貢献した。

 しかし攻撃陣は、この試合で最も目立っていたワトフォードの守護神エウレリョ・ゴメス(Heurelho Gomes)に後半いくつかのファインセーブを披露されて得点を奪えず、順位は13位で変わらなかった。

 一方でヒディンク監督は、前半終了間際にフアン・パレデス(Juan Carlos Paredes)と小競り合いを起こし、イエローカードをもらったジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)について、擁護のコメントを発した。

 指揮官は、「ベンチの目の前で起こったことだし、はっきりしている。コスタは後ろから突かれ、それでピッチに転がって手で頭を押さえた」と話した。

「私は自分の選手を守ろうとした。挑発されていたからね。ここは体のぶつかり合いの激しいリーグだ。それは、われわれのCBや相手のCBを見てもわかる」

 コスタはこの場面の前にも、相手DFのセバスティアン・プリョードル(Sebastian Prodl)を手で押して倒している。監督は、「コスタも肉弾戦が好きな選手だが、ルールのなかでやらなくてはいけない。かなり激しく当たってくる相手もいるが、それに慣れないと」と話した。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が退任してから、リーグ戦では8試合負けがないチェルシーは、次節は本拠地にマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を迎える。(c)AFP/Tom WILLIAMS