【2月2日 AFP】米大統領選挙の共和党指名獲得争いで首位に立つドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の選挙遊説で自身の楽曲が繰り返し使用されている英人気歌手アデル(Adele)さんが1日、抗議の意を表明した。

 トランプ氏は選挙集会でアデルさんのヒット曲「Rolling in the Deep(ローリング・イン・ザ・ディープ)」をよく流している。トランプ氏は、昨年11月のアデルさんの米ニューヨーク(New York)公演で目撃されており、アデルさんのファンとみられている。

 アデルさんの広報担当者は声明で、「アデルはいかなる政治運動に対しても自身の楽曲使用を認めていない」と発表した。ただし、トランプ氏は名指しされていない。

 米国の選挙運動では、特に保守派の候補者が有名な曲を使用して反発を受けるケースが相次いでいる。トランプ氏はこれまでにもニール・ヤング(Neil Young)さんやR.E.M.の曲を使用し、リベラルなことで知られる両アーティストから激しく抗議されていた。(c)AFP