【2月1日 AFP】ミャンマーの首都ネピドー(Naypyidaw)で1日、アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏(70)率いる国民民主連盟(NLD)が与党として国政を担う新議会が招集された。

 昨年11月の総選挙で議席の過半数を得て圧勝したNLDが、数十年にわたって軍の主導下にあったミャンマーの政治に新しい時代の希望をもたらした。初日となる同日、NLDの議員らはオレンジ色の議員制服を着て登院。開会式の後、スー・チー氏側近のウィン・ミン(Win Myint)氏が下院議長に選出された。

 ただ、スー・チー氏は外国人と結婚し外国籍の子どもがいるため、軍政下で起草された現行憲法の下では大統領になれない。スー・チー氏自身は代理の大統領を立て、その「上」に立つ存在として指導力を振るうことでこの問題を回避すると言明しているが、どのような役割を務めるのかはまだ明らかにしていない。(c)AFP/Hla-Hla HTAY