【1月31日 AFP】15-16NBAは30日、各地で試合が行われ、リーグ最高勝率を誇るゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は、試合時間残り0.2秒の場面でハリソン・バーンズ(Harrison Barnes)が沈めた3ポイントシュートが決勝点となり、リーグ最下位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)に108-105で勝利した。

 昨季のファイナル王者ウォリアーズは、第3クオーター途中に最大24点差、試合時間残り5分41秒としたところで15点差をつけ、このまま順当に勝利を手にするかのようにみえたが、そこから格下セブンティシクサーズの思わぬ反撃に苦戦を強いられ、最後はなんとか逃げ切った。

 ウォリアーズはこれで今季の戦績を43勝4敗とし、1966-67シーズンにセブンティシクサーズが記録した47試合終了時点の歴代最高成績に並んだ。一方、現在のセブンティシクサーズは7勝41敗となっている。

 セブンティシクサーズの驚異的な反撃をけん引したのは、チームが20-5と追い上げをみせた際に7得点を稼いだガードのイシュ・スミス(Ish Smith)だった。スミスは残り22.3秒の場面でダンクシュートをたたき込み、チームは105-105の同点に追いついた。

 土壇場で試合を振り出しに戻されたウォリアーズだったが、最後の攻撃でステフェン・カリー(Stephen Curry)からドレイモンド・グリーン(Draymond Green)にパスが渡ると、グリーンはコーナーでフリーになっていたバーンズにボールを回し、決勝の3ポイントシュートが決まった。

 グリーンは試合後、バーンズが決勝点を挙げた場面を振り返り、「彼がコーナーから狙うシュートは高い確率で決まるんだ。彼にとってはレイアップシュートみたいなものさ」と語った。

 ウォリアーズはクレイ・トンプソン(Klay Thompson)の32得点を筆頭に、カリーが23得点、グリーンは10得点13リバウンド9アシストを記録。決勝点を挙げたバーンズは11得点を稼いだ。

 一方、敗れたセブンティシクサーズは、試合時間残り38.6秒の場面で4ポイントプレーを決めたアイザイア・カナーン(Isaiah Canaan)が、ベンチスタートながら18得点を記録している。(c)AFP