【1月28日 AFP】仏高級ファッションブランド「シャネル(Chanel)」は27日、モーリーン・シケ(Maureen Chiquet)グローバル最高経営責任者(CEO、52)が1月いっぱいで退社すると発表した。戦略上の方針をめぐる「意見の相違」が理由としている。

 米国人のシケCEOは2007年から現在の役職に就いている。シャネルによると、後任が任命されるまで運営管理は大株主のアラン・ベルテメール(Alain Wertheimer)氏が行うという。

 アラン氏と弟のジェラール・ベルテメール(Gerard Wertheimer)氏は、シャネルの共同創業者であるピエール・ベルテメール(Pierre Wertheimer)氏の孫に当たる。

 シャネルは、香水「シャネル No.5(Chanel No 5)」や特徴のあるキルト地のハンドバッグなどで有名。カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)氏がクリエイティブディレクターを務めることでも知られる。(c)AFP/Samir TOUNSI