【1月25日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは24日、第23節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)が1-0でアーセナル(Arsenal)に勝利した。

 チェルシーはアーセナルとの相性の良さを発揮すると、敵地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)でジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が決勝点を決め、ライバルのタイトル獲得の希望に横やりを入れた。

 昨年9月にチェルシーが2-0でアーセナルに勝利した試合で、コスタはアーセナルのガブリエウ・パウリスタ (Gabriel Paulista)を退場に追い込むなど、白星の立て役者となったが、この日の試合でも前半18分にディフェンスラインの裏に抜け出すと、ペア・メルテザッカー(Per Mertesacker)の退場につながるファウルを誘発し、さらにその5分後にはこの試合唯一の得点を挙げた。

 アーセナルはホームでの今季リーグ戦ここ10試合で初の黒星を喫し、マンチェスター・シティ(Manchester City)と勝ち点で並んでいるものの、得失点差で3位となった。首位レスター・シティ(Leicester City)との勝ち点差は3となっている。

 一方のチェルシーは、フース・ヒディンク(Guus Hiddink)暫定監督就任後のリーグ戦6試合でようやく2勝目を挙げ、順位を一つ上げて13位となり、降格の恐怖を和らげている。

 これでアーセナルはリーグ戦でのチェルシー戦で約9時間半にわたり得点を奪えず、ここ9試合で未勝利となっている。またアーセナルはリーグ戦直近3試合で勝ち星を挙げられていない。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、メルテザッカーが退場となったファウルは明らかなものだったにもかかわらず、これを再びコスタのせいにした。

「今シーズン、彼は2人の選手を退場させた。何も彼をとがめるわけじゃないが、これは事実だ」と語ったベンゲル監督は、前言を翻すかのように、「もちろん、それがストライカーの試合の運び方の一つで、コスタはそこがかなりうまい」と付け加えた。

 一方でヒディンク監督は、マーク・クラッテンバーグ(Mark Clattenburg)主審の判断は正しかったとコメントした。

「間違いない。ジエゴは(アーセナルのGK)ペトル・チェフ(Petr Cech)に向かって一直線だったが足をかけられた。議論の余地のない、明らかなレッドカードだ」

(c)AFP