【1月23日 AFP】自らユニホームのデザインを手がけ、今回の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)にはカナリアイエローの丈が短いトップを着て出場しているセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が22日、テニス界にポップカルチャーを取り入れていきたいと語った。

 デザインの仕事に真剣に取り組んでいるセレーナは、これまでもたびたび四大大会(グランドスラム)で着用しているテニスウエアへのこだわりをみせている。2015年大会では、背中の部分が大胆にカットされた蛍光グリーンとピンクのユニホームを身に着け、フェミニズムのメッセージを込めて「美しさと力強さを同時にアピールできる」とコメントしていた。

 セレーナは過去にもムーンブーツやヒョウ柄のユニホームで試合に出場しており、今大会ではイエローのプリーツスカートに、腹部がみえる丈の短いトップを合わせている。セレーナは「私がデザインして、スケッチも書き起こしたのよ。とにかく、枠にとらわれないものを考えたかった」と話す。

「長い間ツアーに出場して、いろんなデザインを着てきた。今回も既成概念を超えて、テニスにポップカルチャーを取り入れながら面白いものにしたかったの」

「いろんなショーをみて、ポップカルチャーの世界を参考にした。その若々しさや陽気な雰囲気を取り入れたかった」

 コート外でのセレーナは、アネレス(Aneres)という自身のファッションブランドを持っており、バッグやジュエリーのコレクションは評価が高く、米スポーツ用品大手ナイキ(Nike)でもアパレルグッズが販売されている。

 34歳のセレーナは、普段から昼も夜も短いトップスで過ごしており、そこからアイデアが生まれたと明かしている。

「丈が短いトップスを着ない日なんてなかった。だから、今回はそのデザインにすればきっと面白いものになると思った」

「クラシックなデザインも常に考えているわ。プリーツスカートにしたかったのは、とてもクラシックなものだからよ。常にポピュラーで、トレンドで、しっくりくるものを取り入れようと心掛けているの」

「トップスに関しては、そこが私のこだわりよ」

(c)AFP