【1月22日 AFP】米国は21日、テロの温床とされる国への渡航歴がある外国人や、こうした国との二重国籍を有する旅行者らを対象に厳格化された査証(ビザ)制度の適用を開始した。

 国土安全保障省(Department of Homeland Security)によると、2011年3月以降にイラン、イラク、スーダン、シリアのいずれかへの渡航歴がある人が米国を訪問する場合は常にビザが必要となる。

 新制度は「ビザ免除プログラム(VWP)」に参加する日本などの米友好国40か国にも適用される。さらに、訪問者がVWP参加国の国籍に加えて、イラン、イラク、スーダン、シリアいずれかの国籍を持つ二重国籍者の場合は、渡米前に通常のビザ申請が必要となる。(c)AFP