【1月20日 AFP】国連イラク支援ミッション(UNAMI)と国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は19日、イラク情勢に関する報告書を発表し、同国内では現在、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」によって約3500人が奴隷状態に置かれているとみられ「女性や子どもは性奴隷にされるなど、性暴力被害を受けている」と指摘した。

 過去2年間でイラクでは少なくとも1万8802人の民間人が死亡し、3万6245人が負傷するなど、暴力による死者は「驚くべき数」だと報告している。今回まとめられた死傷者数は、2014年1月1日~2015年10月31日までの記録に基づいているため、実際の数はこれよりはるかに多いとみられる。(c)AFP/Nina LARSON