【1月15日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2015-16)は14日、5回戦の第2戦が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が3-0でラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)に快勝し、準々決勝に進出した。

 スペイン1部リーグで首位のアトレティコはこの日、未成年の選手との契約に不正があったとして、レアル・マドリード(Real Madrid)とともに7月からの1年間の選手獲得禁止処分が科された。

 両クラブは提訴する意向を示しているが、国王杯で出場資格の無い選手を起用して大会を失格処分となったレアルとは違い、アトレティコはベスト8入りを果たせたことがせめてもの慰めになる。

 第1戦を1-1で引き分けているアトレティコは前半40分、アンヘル・コレア(Angel Correa)のクロスバーをかすめる強烈なシュートが決まり、試合の均衡を打破した。

 そしてアトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、後半25分にチーム得点王のアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)を投入。するとグリーズマンは同35分にゴール手前でこぼれ球をねじ込み、アトレティコは5試合連続で交代選手が得点に成功した。

 グリーズマンはロスタイムにもラージョのGKジョエル・ロドリゲス(Yoel Rodriguez)をかわして無人のネットを揺らし、公式戦今季16得点目を記録した。(c)AFP