【1月13日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のオーナー会議では12日、セントルイス・ラムズ(St. Louis Rams)の本拠地をカリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)に移転する案が承認された。ラムズが米国第2の都市に拠点を構えるのは、1994年以来の出来事となる。

 NFLの発表によれば、ラムズのスタン・クロンケ(Stan Kroenke)オーナーは、郊外のイングルウッド(Inglewood)に総工費18億6000万ドル(約2200億円)、7万人収容の新スタジアムを建てる計画を提案し、賛成30票、反対2票で承認されたという。

 NFLでは、3球団が早ければ来季からロサンゼルスに移転することを検討していた。今回の決定で、ラムズは2016-17シーズンから本拠地を移すことになるものの、他球団には、ラムズとホームスタジアムを共有する選択肢も残されている。

 サンディエゴ・チャージャーズ(San Diego Chargers)はこれから1年間で、ラムズとのスタジアム共有を検討することになる。チャージャーズがその選択肢を取らなかった場合、次はオークランド・レイダース(Oakland Raiders)が同様の検討を行う。

 チャージャーズとレイダースは、同じくロサンゼルス郊外のカーソン(Carson)に共有スタジアムを建設する計画について話し合い、オーナー会議でも賛同を得たかに見えたが、承認に必要な24票が集まらず否決された。