【1月12日 AFP】フランス南部マルセイユ(Marseille)で11日、クルド系トルコ人の少年(15)が、ユダヤ人教師(35)を刃物で刺し負傷させる事件があった。少年は、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のために犯行に及んだと供述しているという。検察当局が明らかにした。

 検察当局によれば、事件が起きたのは白昼で、教師は肩と手を負傷した。トルコ人の少年は、教師を後ろから襲って肩を刃物で刺し、教師が転倒するまで数メートル追い掛けたとされる。

 教師は少年を蹴り、持っていたユダヤ教の聖典「トーラー」を盾として使って撃退したという。

 検察当局によると、少年はインターネットで過激思想に染まったとみられ、「ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)のために行動したと供述している」という。(c)AFP