【1月11日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2015-16)は10日、3回戦の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とレスター・シティ(Leicester City)は2-2で引き分けた。

 トッテナムは途中出場のハリー・ケイン(Harry Kane)が後半44分にPKから同点弾を挙げ、大会に生き残った。

 両チームは前の試合から大幅に先発を変更。トッテナムはケインをベンチに置くなど8人、アウェーのレスターは脚の付け根の手術のためジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)が欠場となる中、7人を入れ替えた。

 前半8分にクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)のゴールで先制したトッテナムだったが、レスターは同19分にマルチン・ワシレフスキ(Marcin Wasilewski)の得点で追い付き、ハーフタイムを迎えた。

 レスターのクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督は、後半の頭からMFヌゴロ・カンテ(N'Golo Kante)に代えて岡崎慎司(Shinji Okazaki)を投入すると、これがすぐさま実を結んだ。

 アンディ・キング(Andy King)からのパスを受け、左サイドからペナルティーエリア内に進入した岡崎は、トビー・アルデルヴァイレルト(Toby Alderweireld)をまたぎフェイントでいなしシュート。これはトッテナムのGKミシェル・フォルム(Michel Vorm)に防がれたものの、こぼれ球を左足で押し込み、レスターに勝ち越し点をもたらした。

 しかし、終了間際にダニー・ローズ(Danny Rose)と競り合うなかでレスターのネイサン・ダイアー(Nathan Dyer)がエリア内でのハンドの反則を取られると、このPKをケインが蹴り込んでトッテナムでの通算ゴール数を50とした。

 再試合はレスターの本拠地キング・パワー・スタジアム(King Power Stadium)で行われるが、それを前に両チームは13日、再びホワイト・ハート・レーン(White Hart Lane)でのリーグ戦で相まみえる。(c)AFP