【1月6日 AFP】女子テニス、ASBクラシック(ASB Classic 2016)のシングルス1回戦で、大会第2シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)を退ける番狂わせを演じたナオミ・ブローディ(Naomi Broady、英国)だが、友人にその快挙を説明するのには苦労したようだ。

 初めてトップ20選手から白星を挙げたブローディだが、友人には元世界ランク1位のイワノビッチと言っても伝わらず、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)の彼女だと表現する必要があったという。

 イワノビッチを破った試合の後、ブローディは地元紙ニュージーランド・ヘラルド(New Zealand Herald)に対し、「友達に『勝ったよ』と伝えたけど、みんな分かってくれないから、どれだけすごいことなのか説明しなければならなくて屈辱的だった」と明かしている。

「みんなが気にしていたのは、私がシュバインシュタイガーの彼女と試合をしたということだったみたい。テニスのことなんて何も知らないの」

 世界ランク122位で25歳のブローディは、予選を突破して本戦に駒を進めると、1回戦でイワノビッチに7-5、6-4の勝利を収める快挙を成し遂げた。

 ブローディはその後、2回戦でもエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)に勝利し、ベスト8進出を果たしている。(c)AFP