【1月3日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは2日、第20節の試合が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が2-1でスウォンジー・シティ(Swansea City)に勝利した。

 ユナイテッドで主将を務めるウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)は後半32分、見事なバックヒールで決勝点を奪い、重圧がかかっているルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督を救った。昨年末に辞任に言及し、その火消しに追われた指揮官にとって、この勝ち点3は非常に大きな
意味を持つものとなった。

 ルーニーがリーグ戦で得点を記録したのは昨年10月以来で、チームに公式戦9試合ぶりの勝利をもたらし、5位浮上の立役者となった。そして、ユナイテッドでの通算得点数はデニス・ロウ(Denis Law)氏を抜いて歴代単独2位となり、プレミアリーグの得点記録でも、通算188得点で歴代2位につけている。

 昨年12月の成績が4敗2分けだったユナイテッドは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)で敗退し、リーグ戦で4位以内から陥落するなど、1990年以降で最悪の時期を過ごした。

 直近の15試合で11得点しか挙げることができず、得点数と勝ち点が過去最低で前半戦を折り返したユナイテッドは、後半2分にアントニー・マルシアル(Anthony Martial)のヘディングで先制した。

 これ以上の失敗は許されないユナイテッドは、後半25分にスウォンジーのギルフィ・シグルズソン(Gylfi Sigurdsson)に同点ゴールを決められ、またしても勝利が遠のいたかに見えた。

 しかし、ルーニーのリーグ戦今季3得点目で勝利をつかみ取り、本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)は安堵(あんど)に包まれた。(c)AFP/Pete Oliver