【12月26日 Relaxnews】首都パリ(Paris)で先月発生した同時テロ以降、治安強化を図るフランスでは、不審な行動と荷物を監視する新しいソフトウエアと、同国全土に設置されている4万台の監視カメラを連動させる計画が進められている。

 フランス国鉄(SNCF)のステファヌ・ボラン(Stephane Volant)事務局長はAFPに対し、SNCFが試験を進めているソフトウエアは、不安感が高まった際に現れる体温の変化や甲高い声、ぎこちない体の動きを検知できると話した。また、長時間放置されたままの荷物を見つけ出すカメラも承認審査が行われているという。

 またSNCFは、乗客がスマートフォンから警報を発することができる新アプリを来春にも立ち上げる。さらにはSNCFの保安担当者にボディーチェックや荷物検査を行う権限を与える法律が成立する可能性もあるという。(c)Relaxnews/AFPBB News