【12月25日 AFP】15NFLは24日、第16週の1試合が行われ、サンフランシスコ・ベイエリア(San Francisco Bay Area)に別れを告げる可能性もあるオークランド・レイダース(Oakland Raiders)が、23-20でサンディエゴ・チャージャーズ(San Diego Chargers)に勝利した。

 この日はプレーオフ争いから脱落している2チームによる対戦だったが、チャージャーズは第4クオーター残り55秒の場面で、キッカーのジョシュ・ランボ(Josh Lambo)が同点フィールドゴール(FG)を決めると、試合をオーバータイムに持ち込んだ。

 すると、オーバータイム開始から6分55秒が経過したところで、レイダースのキッカーであるセバスチャン・ジャニコウスキー(Sebastian Janikowski)が31ヤードのFGを成功させて、チャージャーズに3点差をつけた。

 チャージャーズは、パス失敗でレイダースに勝利を譲ると、4勝11敗に後退した。対するレイダースは、戦績を7勝8敗に伸ばしている。

 この日試合を行った2チームと、セントルイス・ラムズ(St. Louis Rams)は、ロサンゼルス(Los Angeles)への本拠地移転を検討している最中で、来月オーナー会議が開かれることになっている。

 また、レイダースのFSチャールズ・ウッドソン(Charles Woodson)は、今シーズン限りでの引退を表明しており、これがオークランド(Oakland)で最後の試合になった。

 レイダースが、1982年から1994年まで本拠地をロサンゼルスに移していたことを振り返った39歳のウッドソンは、「ファンにとっては悲しいことだ。みんなレイダースが大好きで、チームと一体になっている。前にも経験しているから、2度目になるとつらいものがあるだろうね」とコメントした。

 本拠地に別れを告げたウッドソンは、観客に向かって「コロシアム(オー・ドットコー・コロシアム、O.co Coliseum)では最後の試合になったけど、俺は君たちを置いていかない」とメッセージを送った。(c)AFP