【12月25日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王(79)は24日夜、バチカンのサンピエトロ大聖堂(Saint Peter's Basilica)でクリスマスイブのミサを行い、ギフトシーズンにまん延する物質主義を拒否し「簡素で偏りのない」価値観を持とうと信徒たちを促した。

 全世界12億人のカトリック信者の長であるフランシスコ法王は、各地のキリスト教徒に向けて「往々にして消費や快楽、富、浪費、体裁、自己愛に毒された」現代社会の過剰さにあらがうよう呼び掛け、キリスト教の精神が信者に求めているのは「地道な行い──言い換えれば、簡素で偏ることなく、ぶれずに物事の本質を見極めて行動することだ」と諭した。(c)AFP/Jean-Louis DE LA VAISSIERE