【12月24日 AFP】仏パリ(Paris)を拠点に活動するデザイナー、イーキン・イン(Yiqing Yin、30)が今月17日、超一流デザイナーが所属するオートクチュール組合(La Chambre syndicale de la haute couture)のメンバーとして承認された。中国出身デザイナーの同組合加盟は初めてで、30歳は最年少。

 イーキン・インは4歳で中国からフランスに渡り、フランスで育った。最近まで、仏ブランド「レオナール(LEONARD)」のクリエイティブ・ディレクターを務めていたが、自らのブランドに集中するために退任した。

 ファッション界の最高峰とされるオートクチュールは、フランスの法律で保護されており、仏産業省の管轄下にある。現在はオーダーメードで手作業で縫製を行っている14ブランドに限定されている。

 来年1月24~28日にパリで行われるオートクチュールショーでは、イーキン・インのほか、同じく中国出身のグオ・ペイ(郭 培、Guo Pei)がゲストデザイナーとして招待される。グオ・ペイのデザインは、5月に米ニューヨーク(New York)・メトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art)のガラパーティーで歌手リアーナ(Rihanna)が着た奇抜な黄色いロングドレスで話題となった。(c)AFP