【12月15日 AFP】今週公開される『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(Star Wars: The Force Awakens)』のヒロイン役に起用され、「銀河級」の大成功を目前に控えた英国人女優、デイジー・リドリー(Daisy Ridley)がAFPのインタビューに応じた。

Q:「スター・ウォーズ」の最新作がいよいよ公開間近となり、もうすぐ有名女優の仲間入りするのはどんな心境か?

A:すごく変な感じ。みんなが見るのかと思うと落ち着かないけど、見てもらえることにワクワクしているし、いろんな思いがある。こういう状況に慣れる日が来るとは思えない。それに実際、圧倒されることもある。今の私の人生においてはものすごく大きな出来事。

 だけど、私の人生で大切なことは、これからも変わらず大事にしようと思っている。ロンドンを歩き回ることが好きなんだけど、この1年、街中で私に気付いたのは3人くらいだったから、うまくいっていると思う。これからは人に気付かれることが増えると思うけど、ロンドンの人はみんな忙しいから。

Q:「スター・ウォーズ」現象については理解している?

A:全てを、とは言えないかな。映画のテーマとか、フォースとか、ライトセーバーがどうだとかの話とは別に、この映画の中には人の心を動かすものがあって、それは一言で言い表すことはできないと思う。(同シリーズの生みの親である)ジョージ・ルーカス(George Lucas)監督がやったことが何であれ、そこから素敵なものが生まれた。

Q:新作について、秘密をばらさずにいるのは大変だった?

A:母親には「他の誰にも話してないんだから、ママも話しちゃダメだからね」と言っておいた。私の出演が決まったことを3か月間、誰にも話せなかったから大変だった。

 パブで働いていたんだけど、辞めてしまった。だから、毎日何してるの?なんでそんなに筋肉がついたの?と聞かれた。家族や友達は「スター・ウォーズ」の大ファンというわけじゃないから、特に何も聞かれなかった。それに私が何か言ったところで、この映画の素晴らしさは伝えられないから。

Q:同作のJ・J・エイブラムス(J.J. Abrams)監督に初めて会った時はどうだった?

A:数か月の間にオーディションを5回受けた。最初の数回は全くダメだなと思ってた。最後のオーディションでは、たった1日で五つのシーンを覚えないといけなくて。あの映画の中の場面を演じる機会を与えられたのは、それが初めて。そのとき、何かがピタッとはまり、素晴らしくうまくいった。その週の終わりにエイブラムス監督から(選ばれたことを)伝えられて、トレーニングを始めた。(c)AFP