【11月27日 AFP】排ガス不正問題で揺れる独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が、自動車の燃費に影響を与えるソフトウエアの不具合を新たに発見したことが分かった。独紙ウェルト(Die Welt)が26日、報じた。

 ウェルト紙は「フォルクスワーゲンに新たなソフトウエアの問題が見つかった。その一つは燃費に直接影響するものだ」と伝えている。

 不具合がみつかったソフトは、ライトの点灯や走行時の冷暖房に不可欠なバッテリーの充電に使うことができるエネルギーの回生を制御するためのもの。車両のエネルギー回生システムに問題が生じると、より多くの燃料を消費することになる。

 ウェルト紙によれば、フォルクスワーゲンの広報担当者は不具合を認める一方で、この影響を受ける車両は限定され、同型車種シリーズの全車両に影響するものではないと語った。(c)AFP